ヘッダーをスキップ
Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド
リリース7.0
E05167-01
  目次へ
目次
索引へ
索引

前へ
前へ
次へ
次へ
 

データ・ストアの概要

この項では、TimesTenデータ・ストアの主な要素および特徴について説明します。内容は次のとおりです。

データ・ストアのコンポーネント

TimesTenデータ・ストアには、次の永続コンポーネントがあります。

また、準備済のコマンド、カーソル、ロックなどの多くの一時コンポーネントもあります。

データ・ストアのユーザーおよび所有者

アクセス制御が有効になっていないかぎり、TimesTen Data Managerでは、ユーザー名が認証されません。ユーザー名は受け入れられますが、パスワードは完全に無視されます。TimesTen Client/Serverでは、パスワードでユーザーが認証されます。アプリケーションでは、専用に1つのUIDを選択する必要があります。これは、アプリケーションの実行に使用されるログイン名が、デフォルトではデータ・ストアの所有者になるためです。2つの異なるログイン名を使用すると、TimesTenでの正しい表の検出が困難になる可能性があります。TimesTenでは、接続文字列でUID接続属性を省略すると、現行のユーザーのログイン名が使用されます。また、すべてのユーザー名が大文字に変換されます。

ユーザーは、SYSユーザーとしてTimesTenデータ・ストアにアクセスすることはできません。TimesTenは、UID接続属性の値または接続ユーザーのログイン名(UID接続属性の値が存在しない場合)でユーザー名を判別します。ユーザーのログイン名がSYSの場合は、ログイン名が上書きされるようにUID接続を設定します。

データ・ストアの永続性

データ・ストアの作成時に、永続属性セットまたは一時属性セットのいずれかを設定します。